医療法人優和会 神田歯科医院 群馬県前橋市にある審美歯科、インプラントを専門に治療を行っている歯科医院です。

妊娠中はホルモンバランスの影響で虫歯や歯周病になりやすくなっています。
妊娠中期(5〜8ヶ月)の安定期に入ったら是非妊婦歯科検診を受けて下さい。

妊娠期の特徴的なお口の変化に妊娠性歯肉炎がありそれが重症化すると歯周病にまで進行してしまいます。

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妊娠が進行した歯周病にかかっていると早産や低体重児の危険性が7倍にもなるという報告があります。これは喫煙やアルコールなどの影響よりもはるかに高いというデータ結果になります。

 

早産
歯周病の炎症物質(サイトカイン)などが多く産出され歯肉の毛細血管から
血流に乗って体内を移動し子宮に到達してしまい、まだ赤ちゃんが生まれる
状態ではないのに子宮を収縮させて出産の合図を出してしまいます。

 

低体重児
胎児の成長に影響を及ぼし2500g未満で生まれてきてしまいます。
歯科受診の重要性や正しいセルフケアについてお伝えします

 

妊娠すると
・つわりによる口腔清掃の不良
・食べ物の好みの変化や間食の増加
・唾液の量や性状の変化
・ホルモン環境の変化などが起こります

 

妊娠すると「エストロゲン」.「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが血液中に多く存在しています。これらのホルモンと歯周病菌の一部が栄養源にしていることから菌が増殖して口の中で活発に活動します。
妊娠中はホルモンの影響で唾液の分泌量が減り口の中の酸性度が高くなっています。酸性度が高くなるとむし歯菌が増殖しやすい状態になります。
また免疫力も低下しているので口の中の炎症が起こりやすく悪化しやすいため妊娠したら今まで以上にしっかり歯を磨きお口の健康ケアを心がけましょう。

 

虫歯や歯周病の原因となる歯垢を減らすことは風邪やインフルエンザ予防にもなることも分っています。
新型コロナウイルスの原因菌もプラーク(歯垢)に付着する物質があるため日頃から正しくケアをして口の中を健康に保つことは感染対策にもつながります。

 

セルフチェック
つわりで歯を磨くのがつらい
つわりが長引いている
口の中がネバネバする
マスクしている時口呼吸になりがち
ブラッシング時出血する
歯肉が赤く腫れている
口臭が気になる
定期的に歯科検診を受けていない

1つでも当てはまる物があれば妊婦歯科検診を受けましょう!

 

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌は存在しません。後天的にお口の中に入り住み着きます。おもに赤ちゃんと接する機会の多い母親から母子感染を起こします。

食べ物を噛み砕いて赤ちゃんに与える事やスプーンなどの共有、スキンシップなどが感染を招きます。お子様の将来のお口の健康を守るためにも生まれる前から周囲の大人も健康を理解し維持しなければならないため、是非お口の健康管理をしっかり行い元気な赤ちゃんを産んでください‼️