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訪問歯科

2024.07.31

訪問歯科診療とは、お一人での通院が困難な方、通院するための介助のお願いが難しい方、介護を受けている方、認知症や寝たきりの方などを対象に歯科医師や歯科衛生士が自宅や施設ヘお伺いして歯科診療を行うことを言います。

 

2022年9月1日現在、日本人の総人口1億2,463万人で65歳以上の人口は7,420万3千人になり1.7人に一人は高齢者という超高齢化社会を迎えています。その超高齢化社会に伴い在宅で医療を受けられる方も増えてきています。そして介護認定で要支援者・要介護者に認定される方も増えて高齢者の中には自力で歯科医院への受診が困難な人も多くなります。このような高齢者の方の特徴として全身だけでなくお口の中にもさまざまな問題をかかえていることが挙げられます。しかし全身の病気に比べてお口の中の病気への関心が低いために口の中の問題に関して歯科医院を受診しない方が多くいらっしゃいます。そして手指の衰えなどの全身の要因も絡んでお口の清掃が難しくなり、虫歯や歯周病になりやすく進行しやすいため歯を失うリスクが高まります。したがって食べる機能が衰えていき食べる楽しさがなくなってしまい、生きがいがなくなってしまうことも考えられます。 このように要介護者の人の場合、自立した生活をすることが難しく生活度が低下するほど歯の本数は減少し入れ歯装着率も上がり、入れ歯の調整や修理、体重減少により合わなくなってしまった入れ歯を新しく作製しなくてはならない状況が多く見受けられるため、自宅で歯科診療を受けるニーズも高まってきています。

虫歯について
歯周病について
オーラルフレイルについて

 

☆訪問歯科の対象者☆

在宅等で療養を行っており、疾病・傷病のために通院による歯科診療が困難な方が対象になります。

◎保険で訪問歯科診療が行えるエリア

◎ 訪問診療やを行う在宅とは?

※訪問歯科協会HPより引用

 

◎ 訪問診療で出来ること

訪問歯科診療で入れ歯の調整や型採りをして新しい入れ歯を作ることが可能です。また歯を削る、詰め物をする、型を採る、歯に補綴物を被せることもできます。歯周病や虫歯が進行してしまいやむを得ず歯を抜かなければならない場合は抜歯することにも対応できます。歯科医院での治療ではなく自宅や施設で行える治療は限られるのではないか?と思われる方もいらっしゃるでしょうが訪問用に持ち運び可能なポータブル機材がありコンパクトな医療機器を持ち込みレントゲン撮影することもできますので、ほぼ歯科医院と同様の治療を行うことができます。また口腔ケアとしてお口の中を清潔するためのプロフェッショナルケア(PMT C)を行なったり、患者さんご自身へはもちろん介護者の人やご家族の人に口腔ケア方法の指導を行ったりすることで口腔機能の維持や回復をサポートして行きます。そしてお口の健康を守る事は全身の健康を守ることとなり、口腔ケアにより誤嚥性肺炎の予防、認知症進行予防、転倒の予防、口臭や虫歯、歯周病の予防、糖尿病や心臓疾患、がんの予防にもつながります。

 

まとめ
体力や抵抗力が弱まっているご高齢の方や寝たきりの方、体が不自由な方こそ歯科治療は大切です。口腔内の細菌は虫歯や歯周病だけではなく誤嚥性肺炎を引き起こしたり血管障害などの疾病を引き起こしたりするリスクもあるのです。訪問歯科診療を受けることで全身の健康を守ることにもつながります。食べることは身体的にも精神的にも生きる喜びにつながります。楽しく会話や食事をすることによって生活の質(QOL)の向上にもつながります。
ご家族や身近な人で心当たりがある方はかかりつけの歯科医院に相談してみてください。

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